パリ同時テロ犯、標的の下見や訓練の形跡 米情報当局
(CNN) 米情報当局はパリ同時多発テロの犯行グループについて、一部の標的を事前に調査したり、軍隊式の訓練を受けたりしていた可能性があるとの見方を示し、国内各地の捜査当局に警戒を呼び掛けている。
米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省、国家テロ対策センターが捜査当局へ送った報告書の内容をCNNが入手し、複数の米当局者らが確認した。
報告書は地方捜査当局に、銃乱射事件への対応を再確認し、標的を下見している不審人物がいないかどうかを監視するよう求めている。
同時テロの現場となったパリの劇場では近くのごみ箱から実行犯のものとみられる携帯電話が見つかったが、報告書によればこの中には劇場の地図が入っていた。暗号化されたアプリも搭載されていたという。またCNNが最初に伝えた通り、複数の攻撃のタイミングを合わせようとしたことを示す文字メッセージが残っていた。