イラク軍、ラマディ「解放」を宣言 政府庁舎に国旗掲揚
(CNN) イラク政府軍は28日、同国中部の要衝ラマディを過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から解放したと宣言し、市中心部の政府庁舎に国旗を掲揚した。
庁舎掌握を発表した政府軍の報道官は、ISISに支配されているほかの都市も奪還できるとの確信を示した。
イラクのテレビ局は、「解放」を祝う軍兵士らの姿を伝えた。ただ生放送の最中も、周囲では爆発音や銃声が響いていた。
米軍主導でISISへの空爆を実施している有志連合の報道官は同日、政府庁舎の奪還を「大きな成果」と評価。「イラクの陸空軍や対テロ機関、地方および連邦警察、部族戦闘員らの数カ月間に及ぶ懸命な努力の結果だ」と述べた。
同報道官は一方でCNNに、ラマディ市内の数カ所でISIS側のグループが抵抗を続けていると語った。ISISが民家などに仕掛けた手製爆弾の脅威も残っているという。