イスラエル銃乱射 容疑者の身元を特定、捜索続く
(CNN) イスラエル中部テルアビブ市内のパブ付近で男が自動銃を発砲し、2人が死亡、少なくとも8人が負傷した事件で、イスラエル警察は3日までに、容疑者を特定したと明らかにした。
男は、イスラエル北部に住むアラブ系イスラエル人のナシャアト・メルヘム(31)容疑者。
メルヘム容疑者のおじによると、同容疑者の父親がイスラエルのテレビで放送された襲撃現場の監視カメラの映像を見て息子だと気づき、すぐに警察に通報したという。
おじによると、メルヘム容疑者は精神疾患を患っており、過去にイスラエル兵の武器を奪おうとした罪で懲役5年の判決を受けたこともあるという。
おじは、メルヘム容疑者が医者から処方された薬を服用しているか分からないとしている。
メルヘム容疑者の父親はイスラエル警察でボランティアとして勤務しているという。事件後、金庫に保管してあった銃がなくなっていることに気付いたが、襲撃に使われたのがこの銃であるか否かは定かではないという。
イスラエル当局は、まだこのおじの話の裏付けを取っていない。
現在、当局は、戸別訪問を行うなど、メルヘム容疑者の捜索を続けている。