市長が就任翌日に自宅で殺害、武装集団の襲撃 メキシコ
(CNN) メキシコ南部モレロス州でこのほど、市長に就任したばかりの女性が自宅で殺害される事件があった。
モレロス州の治安当局によると、ヒセラ・モタ・オカンポ氏は1日、同州テミスコ(人口約10万人)の市長に就任した。ところがその翌日の2日午前、自宅が武装集団に襲撃され、殺害された。
警察は武装集団を追跡して銃撃戦を展開し、2人を殺害、大人2人と未成年1人を逮捕した。
モレロス州知事は事件を受けてモタ・オカンポ氏を追悼する声明を発表し、今回の事件を「憲法秩序や民主秩序に対する組織犯罪」と形容。「平和と調和に満ちた安全な社会の確立において、我々は一切の妥協も後退もしない」と表明した。
モレロス州は麻薬密輸組織の活動拠点として知られる。数年前には14歳の少年が麻薬組織の一員として暗殺にかかわっていたことが分かり、世界的に注目された。