「大気汚染世界最悪」のインド首都、車両規制で改善目指す

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ニューデリーは車両規制を通じた大気汚染の緩和に乗り出した

ニューデリーは車両規制を通じた大気汚染の緩和に乗り出した

ニューデリー(CNNMoney) 大気汚染が深刻な問題になっているインドの首都ニューデリーで、試験的な車両規制が1日から始まった。市内を走る車の量を減らして公共交通機関の利用を促し、大気汚染の改善を目指す。

車両規制は15日まで試験的に実施。この間、自家用車は1日おきにしか運転できなくなる。

世界保健機関(WHO)が2014年に発表した統計によれば、微小粒子状物質PM2.5の濃度は世界1600都市の中でニューデリーが最も高い。平均濃度は米ニューヨークの14、ロサンゼルスの20に対し、ニューデリーでは153。大気汚染で名高い北京の53もはるかに上回る。

PM2.5は肺の奥にまで入り込んで健康被害を引き起こす。ニューデリーの大気汚染は石炭を使った火力発電や車両、工場の排煙、焼き畑、調理用燃料が原因と言われる。

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