包囲され孤立した町、4万人に飢えの危機 シリア
しかし国連は7日、市民が餓死しているという信頼できる情報があると伝え、シリア政府がマダヤなど3つの町への援助物資受け入れに同意したと発表した。
餓死者の数は正確には分かっていない。国境なき医師団は、12月1日から1月7日までの間に1歳未満の乳児6人を含む23人が死亡したと伝えた。死者は41人に上るとの情報もある。
一方、国連は7日の時点で53歳の男性1人の死亡を確認したと述べ、この男性の家族5人も極度の栄養失調状態にあるとした。
ツイッターやフェイスブックには、窮状を伝える投稿が相次いで投稿されている。マダヤの住民という男性は「私たちが何をしたというのか。私の子どもたちが死にかけている」と涙ながらに助けを求める。もう7日の間、食事をしていないという子どもや、娘に1カ月もミルクを飲ませることができずにいるという母親の投稿もあった。
こうした映像の信憑性について、CNNでは確認できていない。