ロシアの元情報部員毒殺、プーチン大統領が承認か 英調査委
リトビネンコ氏は1990年代にFSBの汚職摘発部署の責任者を務めていたが、2000年に英国に移住。妻のマリナさんによれば、当時から英国の治安当局で働き始めていたという。
リトビネンコ氏はまた、1999年にロシアで起きた連続アパート爆破事件について、FSBが裏で糸を引いたと批判していた。事件は同年のロシアによるチェチェン侵攻のきっかけとなった。
死の直前、リトビネンコ氏は自分の毒殺を命じたのはプーチン大統領だとする声明を発表していた。
ロシア政府は一貫してプーチン氏の関与を否定しているほか、容疑者2人の英国への引き渡しも拒否している。