タイ南部の海岸に金属片、不明マレーシア機の残骸か
バンコク(CNN) タイ南部の海岸に大きな金属片が漂着し、2014年に消息を絶ったマレーシア航空370便の残骸(ざんがい)との可能性が指摘されている。タイ、マレーシア当局が調査を開始した。
マレーシア国営ベルナマ通信が24日に伝えたところによると、金属片は22日、タイ南部ナコンシータマラート県の海岸で漁民が発見した。
金属片は人間1人ほどの大きさの白い曲面パネルで、表面には藻や貝殻が付着している。つなぎ合わせた金属板に同じ番号や金具がついているのが見える。
タイ民間航空当局の幹部はCNNに、調査チームが25日に現場へ向かい、マレーシアのチームと合流すると語った。
マレーシアのリウ・ティオンライ運輸相は、これがマレーシア航空機の残骸かどうかを判断するのは時期尚早だと述べ、報道機関が結論を急げば乗客の家族らを動揺させることになると懸念を示した。