再収監のメキシコ麻薬王、「2時間おきに起こされる」と不満
(CNN) メキシコの刑務所から脱獄して約半年間逃亡した後、今年1月に拘束され再収監された「麻薬王」ことホアキン・グスマン受刑者が、「看守に2時間おきに起こされて、眠れない」と不満を訴えていることが17日までに分かった。同受刑者の弁護士が地元メディアとのインタビューで明らかにした。
弁護士によれば、グスマン受刑者は、頻繁に看守に起こされて「身体的、精神的に拷問を受けている」と訴えている。2時間おきに起こされ、眠らせてもらえないのだという。
グスマン受刑者は拘束後、メキシコ中部のアルティプラーノ刑務所に収監された。ここは、2015年7月に同受刑者がトンネルを使って脱獄したのと同じ刑務所だ。
刑務所には新しく400カ所に監視カメラが設置された。当局は4月までに、さらに600カ所にカメラを設置したい考え。地元紙の報道によれば、モーションセンサーによってグスマン受刑者の全ての動きが監視されているほか、犬は同受刑者のにおいをかぎ分けるための訓練を受け、床はスチールの棒で補強されたという。