パッキャオ氏、「同性愛者は動物以下」の発言を謝罪 比
パッキャオ氏はボクシングで8階級制覇を果たし、今年4月の試合を最後に引退する予定。下院議員も務めているが、ボクシングの都合で欠席することが多い。
フィリピンはアジア最大のキリスト教国で、信者は7000万人に上る。同性婚は国も教会も認めていない。
パッキャオ氏の発言に対しては、フィリピンの人気コメディアンで同性愛者のバイス・ガンダさんが「私たち性的少数者は動物ではなく、人間だ。聖人ではないけれど、パッキャオ氏のために祈ろう」とツイートした。
パッキャオ氏はインスタグラムでの反論で聖書を引用し、「私は肉体の欲望よりも神の意志に従いたい」などと書いていた。
性的少数者の政治団体「ラドラド」はフェイスブック上で、パッキャオ氏や側近らはこの問題をもっと勉強する必要があると主張。「そうしないと彼らは、石器人が支配し愚か者が地球上を歩き回っていた暗黒時代に取り残されてしまうだろう」と警告した。