中国の兵器輸出が88%増、国産開発進み輸入減少 SIPRI
一方、軍事情報企業IHSジェーンズは25日までに、アジア太平洋地域諸国による多額の軍事支出は今後も続く見通しとの報告書を発表。2020年代初期までに世界規模での軍事費の中で3ドルのうちの1ドルが同地域で費やされると予想した。この比率は2010年では5ドルのうちの1ドルだったとも報告した。
フィリピン、インドネシア、日本やベトナムが中国の軍事力強化に追随するとし、この傾向が衰退する形跡はないとも述べた。
アジア地域では近年、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島やパラセル(西沙)諸島の領有権を主張する中国が人工島造成などの動きを強め、同じく主権を唱える沿岸国との間の緊張が高まっている。