ナゴルノ・カラバフで軍衝突 アゼルバイジャンが停戦を宣言
アゼルタック通信によると、1日夜から2日にかけて起きた衝突では、アゼルバイジャン軍のヘリコプターが撃墜されたほか、地雷により戦車1台が損壊。またアルメニア軍の戦車6台と砲台15基を破壊し、「敵の兵士100人以上を殺傷した」としている。
アルメニアの通信社アルメンプレスは、アルメニアのセルジ・サルキシャン大統領の話として兵士18人が死亡、35人が負傷したと伝えた。同自治州との境界線沿いで起きたアゼルバイジャン軍の挑発行為が原因だとしている。
一方、アゼルバイジャン政府は、民間人が近くに住む地域でアルメニア軍による「意図的」な集中砲撃があったとしている。
米国務省は、民間人にも犠牲者が出ているとの報道があるとして、今回の衝突を強く非難する声明を発表。双方に自制を促した。