「パナマ文書」とは これまでの動きを振り返る
事務所の共同創設者ラモン・フォンセカ・モラ氏はこれより前にCNNの取材に対し、公表された情報は間違いと不正確な記述に満ちているなどと述べていた。
ICIJはどうやって文書を入手したのか
匿名の情報提供者が南ドイツ新聞に文書を提供し、南ドイツ新聞が文書をICIJと共有した。英公共放送BBCや英紙ガーディアンなども報道を行った。
CNNではこれらの文書について独自に信憑性(しんぴょうせい)を確認できていない。
ペーパーカンパニーの設立やオフショア口座の開設は違法なのか
そういうわけではない。国際的にビジネスを行うためなど、ペーパーカンパニーを設立する正当な理由は存在する。しかし、ペーパーカンパニーやオフショア口座は資金の本当の出所を隠すために使われることもあり、マネーロンダリング(資金洗浄)にも利用される。
ICIJによれば、モサック・フォンセカの顧客の少なくとも33の人物と会社は、麻薬取引やテロと関連しているとの理由から米政府のブラックリストに載っているという。