ナイジェリア・マイドゥグリ(CNN) ナイジェリア北東部の村チボックにある女子校の寮から生徒が集団で拉致された事件から今月14日で2年が過ぎた。ナイジェリア政府は過激派集団「ボコ・ハラム」との間で少女たちの解放に向けた交渉を続けており、その過程で「生存証明」として提供されたビデオが存在することが判明。これを見た母親は、画面に映った少女たちの中に娘がいることを確認し、涙を流した。
この事件では2014年4月14日、女子生徒276人が学校の寮から連れ去られた。うち数十人は脱出に成功したが、残る数百人の消息は途絶えたままだった。
今回のビデオは交渉団や政府関係者の一部に公開された一方で、家族にはこれまで見せられていなかった。
CNNでは娘を拉致された3人の母親に、チボックから約125キロ離れた都市マイドゥグリに来てもらい、ホテルの中庭でビデオを見てもらった。