最後の1人、ナオミ・ザカリアさんは、読み上げさせられたと思われる言葉でナイジェリア政府に対して少女と家族の再会のため協力するよう促し、「私は2015年12月25日、チボックの少女たち全員を代表して話しています。私たちは全員元気です」と語った。
ナオミさんが語った12月25日という日付は、ビデオに記録された日付と一致する。ただ、その信憑性(しんぴょうせい)や、故意にクリスマスの日が選ばれたのかどうかは分からない。少女たちのほとんどはキリスト教徒だったが、強制的にイスラム教徒に改宗させられたと見られている。
ナイジェリア政府もこのビデオを持ってことを確認し、少女たちの解放に向けてビデオを提供した相手と交渉中だと説明した。ただし内容の信憑性は確認できていないとした。
同国情報相は、事件から2年が経過したにもかかわらず、少女たちの姿はあまり変わっていないように見えると話している。