エジプト機墜落 直前に機内で煙を探知か

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機内の警報システムが煙を検地していた可能性があるという

機内の警報システムが煙を検地していた可能性があるという

カイロ(CNN) パリ発カイロ行きのエジプト航空804便(エアバスA320型機、乗客乗員66人)が地中海上で消息を絶った件で、墜落の数分前、同機と地上をつなぐ緊急通報システムを通じて煙に関する警報が発せられていたことが21日までに分かった。

エジプト軍は20日、同国北部アレクサンドリア沖で機体の残骸と乗客の所持品を発見したと発表した。一帯で捜索や回収作業などが進められているという。

エジプトの情報筋からCNNが入手したフライトデータから、地中海に墜落する数分前、同機と地上の施設をつなぐ通報システムACARSを通じて煙に関する警報が発せられていたことが分かった。スクリーンキャプチャーで捉えられたデータには、同機が19日未明に消息を絶ったのとほぼ同じ時刻が記されている。

CNNの航空アナリストはこのデータについて、副操縦士室付近の窓やコックピットの後ろにあるトイレで、煙や熱が発生していたことを示すものだと指摘。コックピット付近で「ショートなど何らかの不具合が機械に起こったか、何らかの発火性の装置が存在していた可能性もある」としている。

同アナリストは、データが1分から2分間にわたり送信されていた点が重要だと指摘する。通常の爆弾が機内で爆発したのであれば、すぐに機体の表面を破壊するはずで、こうしたデータが2分間にわたり送信されることは考えにくいという。

また、コックピット付近で発生した火が通信機器に影響を与えた可能性もあるとしている。

当局は墜落原因について言及していない。エジプトの当局者はテロとの疑いを示しているが、犯行声明は出ていない。

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