不明エジプト機、海上で残骸見つかる 捜索・回収作業進む
カイロ(CNN) パリ発カイロ行きのエジプト航空804便(エアバスA320型機)が乗客乗員66人を乗せたまま19日未明に地中海上で消息を絶った件で、エジプト軍などは20日、同国北部アレクサンドリア沖で機体の残骸と乗客の所持品を発見したと発表した。
エジプト軍によると、機体の残骸などが発見されたのはアレクサンドリアの北約290キロの海域。同軍の報道官によれば、一帯で捜索や回収作業などが進められているという。
ギリシャのカメノス国防相も同日、記者会見を開き、エジプト当局者の話として、遺体の一部や航空機の座席、スーツケースがエジプト側により発見されたと述べた。その後、エジプト航空は、さらに多くの遺体などが発見されたとの声明を発表した。
当局は墜落原因について言及していない。エジプトの当局者はテロとの疑いを示しているが、犯行声明は出ていない。