EU離脱か残留か、英国で国民投票 賛否は依然拮抗

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(CNN) 英国で23日、欧州連合(EU)離脱の賛否を問う国民投票が実施される。世論は依然として拮抗しており、22日に行われた討論会では残留派、離脱派それぞれが態度を決めかねている層に向けて最後の訴えを行った。

有権者登録を済ませた国民は過去最高の4650万人に上るが、接戦が続いて投票の結果は見通せない状況だ。主要政党や新聞も残留派と離脱派に二分されている。

フランスのオランド大統領は22日、今回の国民投票には英国だけでなくEUの未来がかかっていると強調。「地理的、歴史的、政治的にEUの中にある国が離脱すれば、極めて深刻な結果を招く」と危機感を示した。

22日夜にテレビ中継された2時間の討論会では、ロンドン市内のウェンブリー・スタジアムで6000人の観客を前に、残留派と離脱派が激論を戦わせた。

離脱派を主導する前ロンドン市長のボリス・ジョンソン下院議員は、EUが英国の雇用を破壊し、英国企業に多数の規制を押し付けていると主張。これに対して残留派は、もしEUを離脱すれば英国経済は長期的な打撃を受けると反論した。

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