獄中のウイグル族学者に人権賞、中国政府は非難
マーティン・エナルズ賞の運営組織はウェブサイト上でトフティ氏について「20年の間、ウイグル族と漢族との対話と理解を促進してきた。分離主義や暴力を拒絶し、ウイグル文化の尊重を基礎とした和解を模索し続けてきた」と、その活動を評価した。
またマーティン・エナルズ財団のディック・オースティング理事長は声明で「イリハム・トフティ氏のような穏健な声を排除することで、中国政府は自らが防ぎたいとする本物の過激主義の台頭に向けた基礎固めを行っているのが実情だ」と指摘した。
トフティ氏は今月、欧州議会の選出する「思想の自由のためのサハロフ賞」の候補にもノミネートされた。