年内にも「アレッポが消える」 国連シリア特使が危機感
デミストゥラ特使はアレッポを「象徴」と位置付け、国際社会はアレッポがダラヤ地区やモアダミア地区のような状態に陥る事態を許してはならないとも訴えた。ダラヤやモアダミアは、シリア政府軍が包囲して反体制派を実質的に降伏させている。
一方、ロシア国防省は18日の声明で、「本日ロシア空軍とシリア空軍のアレッポ空爆を午前10時から停止する」と発表。「10月20日の『人道停止』に入るためには長期的な空爆の停止が必要だ」と指摘した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は20日に予定される停戦について、「ロシアは一方でシリアのテロリストと戦いながら、一方ではアレッポの状況を打開する」「これはロシア軍による善意の表れだ」と強調した。