過激派逃れた女性、避難先でも性的被害 ナイジェリア
ナイジェリア大統領府はHRWの報告書を受け、ブハリ大統領は今回の疑惑に困惑し衝撃を受けているとの声明を発表。軽視出来ない問題とし、同国警察の査察担当責任者らに早急な調査開始を指示したとした。
ナイジェリア北部などで武装闘争を展開するボコ・ハラムによる地元住民への被害は甚大で、政府や援助団体による支援活動も大きな成果を得ていない。ボコ・ハラムによるテロ攻撃などでこれまで住民ら2万人以上が死亡し、数千人規模が居住先を失い、約250万人が避難を強いられたとされる。
2014年にはチボックの学校から女子学生約300人を誘拐する事件を起こし、解放を求める運動が国際社会で起きていた。これら女子学生の一部は逃走に成功したり助け出されていたが、残る多数は依然監禁されているとみられる。