CDUの報道担当者は、同氏が「しかるべき時点で」立候補の意向を表明すると述べた。
メルケル氏が欧米のリベラルな秩序を主導したいと考えているかという質問に対し、レトゲン氏は「独首相のポストは欧米が世界で担う役割の要。メルケル氏は責任ある指導者として行動するだろう」と述べる一方、「1人だけの力に頼ることはできない。欧米で最大の力を持つ米国の参加と貢献が不可欠だ」と強調した。
メルケル氏は現在62歳。プロテスタントの牧師の娘として生まれ、旧東ドイツで育った。東西ドイツ統一後、初の連邦議会選挙で当選。閣僚や野党党首を経て、2005年に初の女性首相となった。09年に再選、13年に3選を果たしている。