大気汚染深刻のニューデリー、最高裁が爆竹販売禁止の判断
最高裁の判断は先月末のディワリには間に合わなかったが、ニューデリーでは今年のディワリ直後に視界がわずか2~3メートルとなり、市内の学校が3日間休校に追い込まれるなど、記録的な汚染が観測されていた。
大気汚染をめぐっては爆竹以外の原因も指摘されている。ニューデリーは公共交通機関が発達していないこともあって車が多く、現時点で900万台、さらに毎日1400台が新たに登録されている。調理用の燃料や建設工事現場の粉じん、石炭を使った火力発電に、冬場は貧困層が暖を取るためのたき火も加わる。
最高裁は昨年も大気汚染対策として、同市に乗り入れる民間トラックに新たな税を課すとの決定を下していた。