ロシア、シリア停戦合意を発表 和平協議入りも
プーチン氏の今回の発表の前にも、国際社会により何度か停戦が試みられたものの、いずれも崩壊していた。
トルコのエルドアン大統領は29日、今回の停戦は逃してはならない機会だと指摘。シリア国内の各勢力は今後、現在の支配地を拡大しないだろうとの見通しを示した。
国連のデミストゥラ・シリア担当特使の広報担当者は、今回の停戦を歓迎。敵対的行為の停止は2015年のシリアに関する国連安保理決議の要だったと声明で指摘した。
トルコとロシアは今回、米国排除とみられる姿勢を示している。トルコはシリア国内でのISISとの戦いで米国と協力してきたが、ここ数カ月はロシアとの協力を緊密化してきた。
米国務省のトナー報道官は、米国政府が交渉に加わっていないことを認めつつも、今回の合意は「前向きな進展だ」と指摘した。