最新鋭の米戦闘機F35、岩国基地に配備
ベルリン自由大学で日本の安全保障を研究するコリー・ウォレス氏も「米国外の最初の配備先が欧州や中東、オーストラリアでなくアジアの日本であることには戦略上、象徴的な意味がある」「米政府と米軍が現時点で日米同盟に重点を置いていることを明確に示している」と話す。
日本の防衛省は、最新鋭の装備が導入されることが日米同盟の抑止力を強め、アジア太平洋地域の安定につながるとの認識を示している。
日中両国は尖閣諸島などの領有権問題で対立しているが、米国防当局者らはF35について、中国の最新鋭ステルス戦闘機「J20」とは「比較にならない」ほどの能力があると強調する。
トランプ次期大統領はF35計画に批判的な立場を示している。11日の記者会見でも、大幅なスケジュールの遅れや予算超過を改めて攻撃した。
一方で次期国防長官に指名されているマティス元中央軍司令官は先週、F35は米軍の優位性や同盟国との連携に不可欠だと強調し、計画への支持を表明した。