栃木のスキー場で雪崩、高校生7人と教員1人が死亡
東京(CNN) 栃木県の那須温泉ファミリースキー場で27日、雪崩が発生し、高校生7人と教員1人が死亡した。地元の消防当局が明らかにした。
救助作業は当初、悪天候によって妨げられた。
学生らは登山の講習会に参加していた。地元当局によれば、午前9時20分ごろ、雪崩が発生したとの連絡が警察に入ったという。
講習会には教員や生徒ら62人が参加していた。雪崩が発生した地域には48人がいた。40人の負傷者が出ている。
消防当局の広報担当によれば、32人が安全に下山できたという。
気象庁のデータによれば、那須高原には26日夜から27日朝にかけて、30センチを超える雪が降った。気象庁は最近の温かい天候を受けて周辺地域で雪崩への警戒を呼び掛けていた。雪は28日にかけても降り続くとみられている。
安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で雪崩事故に関し、救助活動を最優先にし、災害対応に全力を尽くすと述べた。