シリア軍機の「2割を破壊」 今後の方針で政権内に混乱も
アサド政権は今まで、たる爆弾で何度も民間人を攻撃してきた疑いがある。トランプ政権がこれに対しても軍事行動に出るとしたら、大きな方針転換になる。
しかしホワイトハウスではすぐに、複数の当局者が「方針を変えたという意味ではない」などと説明した。スパイサー報道官の失言だったとみられる。
米国がアサド政権の打倒という目標をどう位置付けるかをめぐっても、ヘイリー国連大使が「優先事項」のひとつとの見方を示したのに対し、ティラーソン国務長官は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討が最優先だと語るなど、矛盾した発言が相次いでいる。