革命から百年、復活のロシア正教会<1> 教会か反宗教博物館か
ミロノフ氏は接収について、「教会から盗まれたこれらの建物を返還するためのごく自然な対応だ」と指摘。観光客向けのチケット販売で利益を上げているとして、博物館の運営者らを批判した。
サンクトペテルブルクにおけるロシア正教会の広報担当者は、聖イサアク大聖堂のような博物館兼教会を接収することによって、旧ソ連時代の遺物の解消につながると主張。「教会の一部はいまだに無神論の支配にとらわれている」などと述べた。
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次回「革命から百年、復活のロシア正教会<2> ソ連崩壊後に変化した役割」は5月20日公開