マクロン仏大統領の暗殺を計画、極右の男を起訴
(CNN) 今月14日のフランス革命記念日にマクロン仏大統領を暗殺する計画を立てていたとして、23歳の男が逮捕、起訴されたことが分かった。パリ検察の報道官が3日、CNNに語った。
捜査当局によると、男は14日にパリのシャンゼリゼ通りで開催されるパレードでマクロン氏を襲う計画だった。パレードにはトランプ米大統領も出席することになっている。
男は6月28日にパリ郊外のアルジャンターユでテロ対策当局に逮捕され、テロ活動の罪で1日に起訴された。
極右のナショナリストを自称し、調べに対して政治目的で暗殺を企てたと供述している。「黒人やアラブ人、ユダヤ人、同性愛者」も攻撃したいなどと話しているという。
男はインターネット上のゲーム・サイトに自動小銃を購入したいと投稿し、これを読んだユーザーらが治安当局に通報した。
警察によると、背後でテロ組織が関係しているかどうかはまだ断定できない。仏公共ラジオによれば、男は昨年、テロ関連の活動で有罪を言い渡されていた。
昨年の革命記念日には仏南部ニースでトラックが群衆に突っ込み、86人が死亡するテロが起きた。