イラク難民キャンプで爆発、14人死亡 ISISが犯行声明
(CNN) イラク西部アンバル州にある国内避難民向けのキャンプで2日、自爆攻撃があり、少なくとも14人が死亡した。治安当局者らによれば、爆発により、19人が負傷した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がメディア部門のアマク通信を通じて犯行声明を出した。難民キャンプ入口に集まっていたイラク軍兵士を標的にしたとしている。
爆発があったのは同州ラマディ西部にある難民キャンプ。自爆犯の男は、イラクとシリアの国境付近にありISISの支配下にある街から避難してきた人々の中に紛れ込んでいたという。
男は、集団が治安検査を行う検問所に近づく際に爆発物を起爆させた。
イラクでは、ISISが拠点としている北部の街モスルに対する掃討作戦が進められている。
イラク軍幹部はCNNの取材に対し、戦闘は激しいものの着実に進展していると指摘。市民の存在や、道路が狭くて軍の車両が入れないことなどが掃討作戦を難しくしているとの見方を示した。