キリスト教の父親が娘を刺殺、イスラム男性との交際に反対 イスラエル
エルサレム(CNN) イスラエル中部の街ラムラに住むキリスト教徒の家庭で、十代の娘がイスラム教徒の男性との交際をとがめられ、父親に刺殺される事件があった。
検察によると、父親のサミ・カッラ被告(58)は6月13日に自宅で娘のヘンリエッテさん(17)を殺害したとして、今週起訴された。
起訴状によれば、ヘンリエッテさんは両親の反対を押し切ってイスラム教徒の男性と交際していた。
両親から脅しや虐待を受けたとして5月末に家出し、交際相手の母親宅などに身を寄せた。
6月には、ヘンリエッテさんが滞在していた友人宅にサミ被告が現れ、ヘンリエッテさんを平手打ちしながら「私は一生刑務所に入ってもいい」などと叫んだという。
ソーシャルワーカーを交えた話し合いの結果、ヘンリエッテさんはその2日後に帰宅。高校の卒業式があった翌朝、イスラム教に改宗したいと家族に告げた。
これを聞いて逆上したサミ被告が刃物を取り出し、ヘンリエッテさんを3回にわたって刺した。ヘンリエッテさんは死亡し、同被告はその日のうちに逮捕されていた。