中国軍のジブチ基地、地下施設も 予想より大規模
中国国防省はジブチ基地の使命について人民解放軍による地域の平和と安定への寄与と説明。海賊対策や人道支援を進める拠点と位置付けていた。ただ、7月4日撮影の今回の衛星写真では岸壁造成の動きは見られなかった。ストラトフォー社は岸壁は最終的に建設され、中国はそれまでジブチの商港を利用するだろうと分析した。
ジブチでの基地構築や兵士派遣については、中国が世界規模で活動する海軍戦力の育成へ向けた措置の一環との見方がある。外洋艦隊の編成をも意味する。
また、同基地の形状は、海軍用の用途以外にも使用される可能性があることも示唆している。滑走路につながる誘導路や格納庫は多種のヘリコプターを収めるのに十分な大きさがあるとみられ、同基地が航空作戦能力を備えているともみられる。