米国防長官、ウクライナ支援継続表明 ロシアの「侵攻」に対抗

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マティス米国防長官(左)がウクライナのポロシェンコ大統領とキエフで会談

マティス米国防長官(左)がウクライナのポロシェンコ大統領とキエフで会談

(CNN) ウクライナ訪問中のマティス米国防長官は24日、ポロシェンコ大統領らと会談し、ロシアの「侵攻」に直面するウクライナへの支援を続ける米国の姿勢を伝えた。

ポロシェンコ大統領との合同記者会見でマティス長官は「間違いなく米国はウクライナの味方だ。主権と領土の保全、国際法、国際秩序が大きく危険にさらされているウクライナを私たちは支援する」と述べた。

マティス長官は「私たちはロシアのクリミア併合を認めないし今後も認めるつもりはない。そしてロシアが否定しようとも、彼らが欧州の独立した自由な国々の力を削ぎ、力ずくで国境線を書き換えようと図っていることも承知している」と述べた。

マティス長官は、ロシアに2014年の停戦合意「ミンスク合意」の順守を求めて圧力をかけていくと述べた。

またマティス長官は、前線のウクライナ軍兵士のニーズに関する情報をワシントンに持ち帰ると述べた。

重要な問題となっているのが、致死的でない軍用装備品に加え、対戦車ミサイルといった防衛用兵器を米国がウクライナに供与すべきかどうかという点だ。

マティス長官によれば、米国はここ数年で約7億5000万ドル相当の装備品の支給を承認してきたという。

ポロシェンコ大統領は記者会見でロシアに対し、東部ドンバス地方からのロシア部隊の即時撤退などを呼びかけた。また停戦を守るために、ドンバスへの国連平和維持部隊の派遣を提案した。

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