乗員生存の可能性なし、救出断念 アルゼンチン潜水艦
(CNN) アルゼンチン海軍の潜水艦「サンフアン」が同国南部の大西洋で消息を絶っている問題で同国の海軍当局者は1日、乗組員44人が生存している可能性はないとの見解を明らかにした。
乗員の救出を断念したことを意味する。海軍のエンリケ・バルビ報道担当者は「経過した時間や極限下にある過酷な環境を考慮すれば、生存の可能性はないと推論する」と述べた。
海軍は先月30日、救出作戦を中止し、今後は船体の回収に注力する方針を示していた。
サンフアンが交信を絶ったのは先月15日。艦内の空気は7~10日間持つとみられていた。
行方不明となった原因は依然不明。同報道担当者は30日、複数の国際機関筋からの情報を引用し、消息を絶った海域近くで探知された異常な音響などは爆発に関連するものと確認されたと述べていた。