イエメンのサレハ前大統領殺害、政治的賭けが裏目か
サウジ側はサレハ氏の動きを歓迎し、サレハ氏の部隊が援護に加わることを認めていた。
だが、政治的駆け引きで知られるサレハ氏は、この賭けに出たために命を落とすことになった。
サレハ前大統領は軍事クーデターによって実験を握り、1978年に北イエメンの大統領に就任。1990年の統一に伴いイエメン大統領となった。
2012年には、「アラブの春」の民主化要求デモがイエメン国内でも広がった影響で大統領を辞任した。しかしフーシと連携し、サウジ率いる有志連合との戦闘に加わったことで、再び政治的存在感が強まっていた。