教会で自爆攻撃 7人死亡、20人超負傷 パキスタン
(CNN) パキスタンのバルチスタン州クエッタにある教会で17日、自爆攻撃があり、当局によれば、7人が死亡し、20人超が負傷した。
同州内務省によれば、襲撃犯2人がクエッタの教会を襲ったが、ベストを爆発させたのは1人だけだった。2人目の襲撃犯は、ベストを爆発させる前に教会の治安要員よって射殺された。
爆発と激しい銃撃戦によって民間人が負傷した。当時、教会には400人以上が集まっていたという。
過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と関連がありアフガニスタンとパキスタンで活動している組織が犯行を認めた。同組織がCNNに送ったテキストメッセージによれば、ISISのメディア部門アマク通信から公式な犯行声明が出されるという。
パキスタンの外務省は襲撃を非難し、今回のような卑怯(ひきょう)な行為でパキスタンのテロに対抗しようとする決意がくじかれることはないとツイートした。
クエッタはバルチスタン州の州都で同州の最大都市。
パキスタンではキリスト教徒は人口の2%で、厳格なイスラム法の解釈を法制度よりも上位とみなそうとする強硬なイスラム主義者からの迫害に直面している。