グアテマラ、在イスラエル大使館をエルサレムに移転へ
(CNN) 中米グアテマラのモラレス大統領は24日、自らのフェイスブックで、現在イスラエルのテルアビブにある大使館をエルサレムに移転する計画を発表した。
トランプ米政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことをめぐっては、国際社会から非難の声が上がっていた。認定を宣言した今月6日以降、大使館の移転を発表したのはグアテマラが初めて。
モラレス大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対して、イスラエル国家の創設を支持する考えを伝えたと明らかにした。また自国の外務省に向けて「大使館の移転を可能とする手順に取り掛かるよう」指示したと述べた。
国連総会は先週、エルサレム問題について米国を非難する決議を採択。採決では128カ国が決議案に賛成した。反対に回ったのは米国とイスラエルのほか、グアテマラやミクロネシア、ホンジュラスなど9カ国にとどまった。カナダやメキシコ、オーストラリアなど35カ国は棄権した。
ネタニヤフ首相は先週、CNNの取材に答え、トランプ大統領の決定を受けて「複数の国々が」エルサレムへの大使館移転を検討中だと語っていた。