国際NGOの事務所前で自爆テロ、12人負傷 アフガン東部
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタン東部ナンガルハル州で24日、武装集団が州都ジャララバードにある国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の事務所を襲撃した。地元当局者が明らかにした。
州当局者は同団体の事務所前で自爆テロがあり、少なくとも12人が負傷したと発表している。
現場には多数の軍要員が出動している模様。地元テレビ局が流した現場付近の映像には、アフガン軍の特殊部隊とされる数十人の姿が映っている。
セーブ・ザ・チルドレンは英国を拠点に世界各地で子どもの権利を守る活動を展開している。犯行当時、同団体のスタッフが事務所内や周辺にいたかどうかは明らかでない。
英国のケイ駐アフガン大使はこの犯行を人道犯罪だと非難した。
アフガンの首都カブールでは20日、武装集団がホテルを襲撃する事件があったばかり。外国人14人を含め、少なくとも22人が死亡した。
ホテル襲撃では反政府勢力タリバーンが犯行声明を出したが、一部のアフガン当局者らはパキスタンを拠点とするタリバーン系組織「ハッカニ・ネットワーク」による仕業との見方を示している。