反体制派地域に3日連続の空爆、死者100人超 シリア

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空爆によって破壊された建物で救助作業を行うホワイト・ヘルメッツのメンバーや市民=6日、東グータ

空爆によって破壊された建物で救助作業を行うホワイト・ヘルメッツのメンバーや市民=6日、東グータ

(CNN) シリアの首都ダマスカス近郊で7日、政府軍が反体制派支配地域の東グータ地区内3カ所を空爆し、シリア人権監視団(本部・英国)によれば、少なくとも27人が死亡、60人以上が負傷した。死者の中には子ども12人が含まれている。

東グータ地区がシリア軍により標的にされるのは3日連続。シリア人権監視団によれば、6日には激しい爆撃で子ども19人を含む少なくとも80人が死亡、160人が負傷していた。

東グータ地区は4年以上にわたりシリア政府軍に包囲されている。政府軍は昨年5月に一帯で大規模な攻勢をかけ、包囲を強化していた。

先の週末には、反体制派が支配する北西部イドリブ県でロシア軍機が撃墜される事態が発生。これを受け、ロシア軍の支援を受けたシリア政府軍による空爆が激化している。

シリア人活動家によれば、包囲下にある東グータ地区の状況は4年間で最悪の水準にあり、さらなる悪化が続いている。数十万人が食料や医薬品の不足に見舞われているという。

国連の当局者は今週、東グータ地区やイドリブ県で暴力が激化している状況をめぐり「深い懸念」を表明。東グータ地区のドゥーマやイドリブ県のサラケブでは、民間人に対し塩素ガス爆弾による攻撃が行われたとの情報もあり、人権問題の専門家が調査に乗り出しているという。

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