ワシントンで米ロ首脳会談、実施を協議 ホワイトハウス
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が3月に行った電話会談の中で米首都にあるホワイトハウスで首脳会談を実施する可能性について検討していたことが3日までにわかった。ホワイトハウスが確認した。
ホワイトハウスの報道官によれば、トランプ氏とプーチン氏が首脳会談について協議を行い、ホワイトハウスも含めて多くの場所が候補となったという。
ホワイトハウスが確認する前に、ロシアのウシャコフ大統領補佐官が、トランプ氏がプーチン氏に対して、ホワイトハウスでの首脳会談を提案してきたと明らかにしていた。
ウシャコフ大統領補佐官は2日、米国側が首脳会談の可能性を検討するという提案をあきらめていないことを望むとし、「大統領らが電話会談を行った際にトランプ氏が最初の首脳会談をワシントンのホワイトハウスで実施することを提案した」と語っていた。
しかし、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウシャコフ氏の発言が流れた後、CNNの取材に対し、「具体的なものは何も決まっていない」と答えた。
トランプ氏は、3月20日に行われた電話会談の後、記者団に対し、プーチン氏と素晴らしい電話会談を行えたとし、「そう遠くない将来に」軍拡競争について協議する可能性を示唆していた。
その後、英国で起きたロシアの元スパイらに対する神経剤を使った襲撃をめぐり、米ロは互いに外交官の追放を発表するなど両国間の緊張が高まっている。