離島防衛へ日本版海兵隊が発足 中国からは懸念の声
こうした駆逐艦は小型空母のような外観で、垂直着陸が可能なステルス戦闘機「F35B」やオスプレイの収容が可能とされる。
ただ、自衛隊が新しい部隊を発足させ、装備を整えても、海兵隊が実効的な戦力となるには程遠い状況だと、日本戦略研究フォーラムのグラント・ニューシャム上級研究員は解説する。
作戦のためには海兵隊と空中および海上の部隊が連携する必要があると同氏は述べ、日本情報サイトへの寄稿の中で、「水陸両用作戦は複雑であり、海上、陸上、空中の3次元の作戦がかかわる」と解説。もしも他の部隊が上陸部隊の展開や援護ができなければ、作戦は遂行できないと指摘した。
中国政府は繰り返し、東シナ海で中国が領有権を主張する島が武力によって制圧された場合は、防衛する用意があると強調してきた。
新華社通信によると、尖閣諸島を巡って中国外務省報道官は3月31日、「中国は断固として領有権を守る。釣魚島を巡る中国の領有権を侵害しようとする一切の試みは無駄になるだろう」と発言した。