中国が南シナ海にミサイル配備か 米政府、中国に懸念伝える
米国防総省のホワイト主席報道官は、米国が今後も公海に対する貢献を続ける姿勢を強調し、中国の敵対的姿勢を牽制。航行の自由を保証することは、中国の国益にもかなうと指摘した。
CNBCが米情報機関の情報に詳しい人物の話として3日に伝えたところでは、中国軍はフィリピン西部の複数の島にミサイルを配備した。対艦ミサイル「YJ-12B」は、人工島から295カイリ(約546キロ)の距離を航行する艦船を攻撃することが可能とされる。
中国は2016年、南シナ海北西部にあるパラセル(中国名・西沙)諸島のウッディー(永興)島に、同様の兵力を配備したと発表していた。
中国外務省の華春瑩報道官は定例記者会見で、中国は同諸島で平和的な建設にかかわっていると述べ、その中には「必要な国防施設の配備」も含まれると説明。中国は同諸島について「論議の余地のない領有権」を保有していると強調した。