英内務省に少量の違法薬物 本部の共有スペースで見つかる
(CNN) 英国の薬物政策を担当する内務省の本部ビルで今月初め、少量の違法薬物が見つかっていたことが分かった。内務省報道官が12日の声明で明らかにした。
声明によると、ロンドン中心部にある本部ビルの共有スペースで3日、警備スタッフが少量の薬物を発見した。英当局が最も厳しく規制している「クラスA」の薬物とみられる。クラスAにはコカインやヘロイン、LSD、覚せい剤などが含まれる。
ロンドン警視庁の報道官がCNNに語ったところによると、薬物を持ち込んだ人物は特定されていない。
内務省は国家安全保障、移民、薬物規制、犯罪、対テロの各政策などを管轄する機関。
同省は最近、第2次世界大戦後に元英領のカリブ海地域などからやってきた多数の移民「ウィンドラッシュ世代」の入国手続き書類を処分していたことが明るみに出て批判にさらされ、ラッド前内相が辞任。後任にパキスタン系移民2世のサジド・ジャビド氏が任命されたばかりだ。
ジャビド氏は12日、ツイッターへの投稿でロンドン・ヒースロー空港の麻薬探知犬を紹介していた。
As well as our committed and professional staff, we also have impressive four-legged friends in Border Force like Trigger - helping sniff out drugs, cash and illicit goods. Go Trigger! pic.twitter.com/QIi4feVGVd
— Sajid Javid (@sajidjavid) 2018年5月12日