シリア政府軍の攻勢で27万人が避難、国境付近で足止め
ヨルダンのメディア・通信相は2日、シリア南部の即時停戦に向けた交渉が行われていることを明らかにした。
ヨルダンとイスラエルはシリアの避難民に支援物資を提供するものの、難民の受け入れは行わない方針。ヨルダンは過去にシリア難民130万人を受け入れたが、2016年に起きたISISの自爆テロで国境警備員6人が死亡したことを受け、国境を封鎖した。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、ダルアーから避難してきた住民の多くは、行き場を失って極端な暑さの中でテント暮らしを強いられ、食料や水や医薬品も不足、常に攻撃の不安にさらされる状況にある。