トランプ氏、英女王と会見へ ロンドンのデモは回避か

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英議会議事堂上空に浮かぶ予定の「トランプ・ベイビー」との遭遇も回避?

英議会議事堂上空に浮かぶ予定の「トランプ・ベイビー」との遭遇も回避?

ロンドン(CNN) 英政府は6日、トランプ米大統領による訪英時の日程の詳細を発表した。トランプ氏はチャーチル元英首相の生家で行われる夕食会に出席するほか、エリザベス女王とも会見するが、デモ隊との遭遇を避けるためロンドン滞在はわずかな時間になる見通しだ。

発表によれば、チャーチルの生家ブレナム宮殿での夕食会はメイ英首相が主催。トランプ氏はメイ氏が所有する郊外の別荘で首脳会談に臨み、夜はロンドンにある米国大使の公邸で過ごす。

ただ、英首相官邸は訪れない予定で、外国首脳による訪英の慣例から外れる形となる。

ウッディ・ジョンソン駐英米大使は記者団に、デモ隊を避ける目的で日程が組まれたとの指摘を否定。「大統領は何も避けていない」「24時間という滞在時間内でできる限りインパクトのある訪問にしようと考えているだけだ」としている。

英議会議事堂上空に浮かぶ予定の「トランプ・ベイビー」との遭遇も回避か
英議会議事堂上空に浮かぶ予定の「トランプ・ベイビー」との遭遇も回避か

ジョンソン氏はまた、トランプ氏は移動の大半で海兵隊のヘリコプターを使う予定だと説明。「短い訪問になる。やるべきことが詰め込まれている」と述べた。

今回の訪英は国賓としてのものではなく、「実務訪問」と位置づけられている。

英首相官邸が発表した日程によると、トランプ氏は12日午後、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が行われるブリュッセルから英国入り。夕方にはメラニア夫人を伴いブレナム宮殿での夕食会に出席する。

夕食会のゲストには様々な分野の実業界のリーダーが顔をそろえ、欧州連合(EU)からの英国の離脱後をにらんだ両国関係の新たな重要性をたたえる場となる。ただ、英紙フィナンシャル・タイムズは6日、多くのゲストが招待を断っていると報じた。

メイ首相が2017年1月の米ホワイトハウス訪問時にトランプ大統領と歩く様子
メイ首相が2017年1月の米ホワイトハウス訪問時にトランプ大統領と歩く様子

夜は駐英米国大使の公邸で過ごすが、トランプ氏らによるロンドン中心部の訪問はこれが唯一となる見通し。13日にはロンドンで大規模なデモが予定されており、訪英に関する報道はデモ一色に染まりそうだ。

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