同性愛者ら15人、公開のむち打ち刑 インドネシア・アチェ州
(CNN) 厳格なシャリア(イスラム法)が施行されているインドネシア北部のアチェ州で、同性愛行為や不貞行為などの罪に問われた15人の男女に対し、公開のむち打ち刑が執行された。
刑は州都バンダアチェ市内のモスク(イスラム教礼拝所)前で13日、金曜日の礼拝後に執行された。
同性愛行為の罪で男性2人が87回、結婚相手以外と関係を持った罪で9人が26回のむち打ちを受けた。残る4人は酒に酔った罪で、このうち女性1人は27回打たれた。
CNNが閲覧した現場の動画には、白いシャツを着せられた受刑者が1人ずつ台に上り、数百人の見物人がそのたびに野次を飛ばす様子が映っている。
覆面の執行人がむちを振り下ろし、拡声器から流れる声が回数を数える様子を撮影した動画もある。
受刑者らは事前に健康診断を受け、むち打ちに耐えられるだけの体力があると判断されていた。