建設中のダム決壊 大雨影響か、緊急援助の準備進む ラオス
(CNN) ラオスの南東部アッタプー県で建設が進められていた水力発電用のダムが決壊して数百人の行方不明者が出ており、当局が緊急援助の準備を進めている。ダム決壊の原因は明らかになっていないが、大雨による影響が指摘されている。
地元メディアによれば、アッタプー県で建設中のダムが23日夜に決壊し、50億立方メートルの水が放出された。
6つの村が襲われ、死者が出たほか、6000人超が家を失った。
当局は、被災者のための衣料や食べ物、水、医療品などの援助を一般に呼び掛けている。
国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)のアジア太平洋部門の幹部はラオス当局と話し合いを持ったことを明らかにした。IFRCは緊急用の救済資金の支出に向けて準備を進めているという。
これまでのところ、ダムの損傷の度合いや決壊の原因、洪水が収まる時期などについての公式な情報は出されていない。
米国の非政府組織によれば、ダムの決壊は、大雨などの影響による可能性があるという。