マレーシア機不明、原因は「特定できず」 マレーシア当局が報告書
(CNN) マレーシア当局は30日、2014年に消息を絶ったマレーシア航空370便について調査報告書を発表した。370便が消息を絶った原因について「特定できなかった」としている。
調査員は、370便の最終的な結果について明確な証拠はないと認め、機体の場所が依然として特定できていないことから、今回の報告書ですべてが終了したわけではないとの見方を示した。
マレーシア航空370便は乗客乗員239人を乗せてクアラルンプールから北京へ向けて飛行している間に消息を絶った。航空業界の中でも最大のミステリーのひとつとされている。
調査員幹部は記者会見で、370便は手動でマレーシア側へ引き返したとの見方を示した。しかし、それが、操縦士によるものか、何らかの非合法的な介入があったのか結論づけることはできなかったとしている。
操縦士の精神状態や、航空機の不具合、システムに対する遠隔操作などの要因については可能性はないとしている。
当局は引き続き調査を行うとの考えを明らかにしている。