遠足のバスに空爆、子ども数十人が死亡 イエメン
サウジアラビアとアラブ首長国連邦は、イエメンの国際的に承認された政府を支持し、イランを後ろ盾とするフーシに対する軍事作戦を主導している。
国連のイエメン担当リズ・グランデ人道調整官は9日の空爆を受けて「イエメンの戦争の人的代償はあまりに高い。大勢の人の殺傷を正当化することなどできない。至る所で人道関係者が『もう十分だ』と訴えている」と語り、全関係者に対して和平に向けた交渉のテーブルに就くよう呼びかけた。「イエメンの人道危機は世界最悪」とも指摘している。
米国はサウジ率いる有志連合に対し、9日にイエメンで起きた事態について調査に乗り出すよう促した。
米国務省のナウアート報道官は、事態の全容は把握していないとしながらも、「伝えられた内容については懸念している」と述べ、有志連合に調査を促していることを明らかにした。