軍用空港で爆発、「イスラエル空爆」は否定 シリア首都近郊
(CNN) シリアの首都ダマスカス近郊にある政府軍の飛行場で、1日深夜に爆発が相次いだ。当初はイスラエルによる空爆と伝えられたが、国営メディアはその後、これを否定した。
体制派の民間メディア、アルマヤディーンは当初、イスラエル軍がマッツェ軍用飛行場に複数のミサイルを撃ち込んだと伝えた。
しかし国営シリア・アラブ通信(SANA)と国営テレビは軍情報筋の話として、イスラエルによる攻撃を否定。飛行場の弾薬庫付近で電気系統の故障による爆発が起きたと報じた。
ダマスカス市内の住民がCNNに語ったところによると、軍用飛行場の方角から4回にわたって爆発音が響いたという。
ソーシャルメディアに投稿された映像には、夜空に爆発とみられる閃光(せんこう)が走る様子などが映っているものの、爆発の原因は判定できない。
シリアの国営メディアはこれまで、政府軍の基地や拠点がイスラエルなどの攻撃を受けた場合は、そのニュースを広く報じてきた。